僕がニューハーフ嬢を夜な夜な泣かせた話ではなく^^;
タイという国を研究していく中で見えてきた、ちょっと切ないお話です。
タイは強烈な格差社会
日本人男性はモテるのか?でも触れたけれどタイの格差社会はハンパない。
学歴、収入、家、クルマ、何から何までとてつもない格差。富裕層と貧困層が結婚するもまず不可能というありさま。富を持つ者だけが富む社会、それがタイの実態です。
写真はCockatooから拝借^^;
タイドリームを成すために
アメリカンドリーム、ジャパニーズドリーム・・・。
健全な民主主義国家であれば、生い立ちにハンディキャップがあろうとも個人の努力で成功する道はまだ残されていると思う。
しかしここタイではどうだろうか?
ゴーゴーバー(ポールダンスバー)が軒を連ねる風俗街、ソイカウボーイで深夜2時に観光客相手に物乞いをする子ども。
可哀想に!とチップを与えれば、それを見てさらに別の子どもたちがワラワラと寄ってくる。幼い女の子たちの未来は、たぶん、この街のゴーゴー嬢か。。。
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それでも女性には少しの希望が残されている。
カラダを売って稼いだお金を元手に本当にやりたい仕事を自ら起業する。
しっかりしたビジョンがあれば(そのモチベーションを維持することがもっとも難しいのだけれど)タイドリームを成すことは不可能ではないはず。
泣けるニューハーフ嬢
じゃ、男性はどうやってタイドリームを掴むのだろうか?
貧困層に生まれた男子は、もはやどうにもならないのだろうか?
この国に来て以来、ずっと考え続けきたが全く答えが見つからない。
そんな折、タイに6年住む日本人の方と飲む機会があって、その時その答えが見つかりました。
彼曰く
貧困層の男性にチャレンジする機会は全く無いんです。
だからニューハーフになるんです。
性別をチェンジして、風俗嬢になり、お金を稼ぐのが唯一の手段。
だからなりたくてニューハーフになったのではなく、生活のために仕方なくニューハーフ嬢になる少年もいる。
美形な少年であれば、トップ風俗嬢並みの収入が手に入る。
なるほど目から鱗だわ!
性別チェンジにおおらかなお国柄だからニューハーフが多いと決めつけていましたが、実態は貧困層から脱出したい男子に残された唯一の道、それがニューハーフなのだと!
そう思うとタイのニューハーフ嬢を見る目も少し変わってくるというか、
なんだか泣けてくるんだよねぇ(泣)
ちょっとしんみりしたお話しでゴメンナサイね^^;